Dangereuses hospital
駆けつけた所轄の警察官が病院内に入ろうとしたが、自動小銃で武装した複数の犯人がこれを迎撃。

当然病院内に人質もいる為、迂闊には手が出せない。

所轄署はSAT(特殊急襲部隊)と同時に、俺達外事四課の出動も要請したという訳だ。

「…やれやれ…蜂の巣をつついたような騒ぎだな」

車から降りた六道さんの第一声が聞こえる。

俺も助手席から降り、周囲を見回した。

パトカー、SATの車輌、報道陣の中継車、野次馬、それらを整理する警察官。

関係者から関係ないのまで、現場は大混乱している。

まさにドラマやニュースでしか目にした事のない光景。

これが生の事件現場。

今後、俺の仕事場となるであろう場所だった。

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