Dangereuses hospital
アミューズメントタワーのシステムを管理していたのは、同級生の朝霧美琴の父親。

彼はその管理責任を問われ、様々な方面から批難され、責任を追及された。

少なからず犠牲者を出したこの事故は、社会に大きな不安と衝撃を与え、その影響は計り知れないものであったのだ。

…その責任を取ってという意味なのか、それとも批難に堪えられなかったのか。

朝霧の父親は自宅で首を吊って死んだ。

そしてそれを目の当たりにしてしまった朝霧も、精神的なショックを受けて体調を崩し、高校卒業を待たずして自主退学。

仲の良かったクラスメイトを一人失い、俺はもう一人の事故の生き残り…二宮ハルカと、世間の目を忍ぶように、残る高校生活を送った。



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