Dangereuses hospital
「この穴埋めはいつしてくれんのよ!」

「そんな約束は出来ねぇよ。こっちも暇じゃないんだ」

「いつもそんな事ばっかり言って!大体あんた何の仕事してるのよ!自分の彼女に職業言えないなんて、どれだけヤバイ仕事してんの?あんた犯罪者?」

昔からそうではあるが、ハルカはいちいち言う事がキツイ。

俺だって人並みに神経は通っている。

程々に心遣いというものを見せてくれなければ、傷つく事もあるのだ。

「悪気があってドタキャンした訳じゃないんだ。勘弁してくれよ」

「できないわ!大体今日は、あさ…」

ハルカの怒声の第二陣が来るかという所で。

「すまんハルカ、仕事だ。切るぞ」

俺は早々に通話を終了させた。

< 7 / 122 >

この作品をシェア

pagetop