あなた
「はい…。」
あたしが答えると、和也はほっとしたような感じだったからあたしは笑った。
「よかった…。てかなんで笑うんだよ!」
そう言っておでこにデコピンされた。
「バカッ!何するんだよー!!」
あたしは笑いながら言ったら、
「俺…断られたらどうしよって…ずっと…考えてたんだよっ!それに…。」
そう言って箱を取り出してきた。
「これ…。」
和也は恥ずかしそうにしながら箱を渡してきた。
「開けてみて。」
和也は言った。
あたしが開けると指輪だった。

「これ…」
あたしは驚いて和也を見ると真っ赤だった。
「まだ…安いものだったからなっ…もっと仕事頑張ってもっといいの買ってくるからな!」
和也はそう言ってあたしの頭を撫でてくれた。
あまりにも嬉しすぎて泣いてしまった。
「泣き虫!」
和也はそう言って涙を拭って抱きしめてくれた。
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