あなた
もう汚れた女だから今行ってもいないだろうし、
今日は帰ってすぐにシャワーを浴びて寝た。
ただ、あの時の痛みとかまだ残っていて
ゾクゾクする。



ごめんね・・・和也・・・
ごめんね・・・。





次の日・・・。
あたしは謝りに行こうと思い、和也の家に向かった。
直接言いたかったから。
でも、お母さんは出たけど、
「帰ってきてないわよ。」
と言われた。
もしかしたら・・・。
そう思ってあたしは走った。全力で走った。
やっぱり・・・
和也はいたんだ。
ずっと・・・ずっと・・・
待ってくれたんだ。
和也・・・本当にごめんね。
するとあたしを見つけて走って抱きしめてくれた。
正直怒られるの思った。



「よかった。よかった・・・。」
和也の声は震えていた。
手も・・・身体も・・・。
そんなの当たり前だよね。
寒い中ずっといたんだから・・・。
「ごめんね・・・ごめんね・・・。」
あたしは何度も言う和也に、
何回も謝った。
汚れた女なのに・・・ずっと・・・。
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