あなた
そして、知らない電話から着信があった。
おそるおそる出ると、男の人の声で、
彼は和也とはずごく仲良くて何でも話せる仲の人だった。
よく和也から聞いてたからその人だと思った。


「あのー・・・なんですか?」
彼の名前は将という人。
「実は・・・ちょっと話したいことがあるんだ・・・
ちょっと話さない?」
はじめてしゃべるのになぜかドキドキしなかった。
もう和也からメールさえ来なくなったから
気になってたから今、どうしてるか気になった。
自分から振っといてそんなこと思うなんて・・・
バカみたい・・・。
そう思った。


「いい・・・ですけど・・・。」
あたしは自分のプライドもあったし、
すぐに答えるのも振った側にとっては
おかしいから微妙な答え方をした。
すぐにでも聞きたい気持ちが大きかった。


そして、公園に来てくれるように言われた。
今日の夕方、あたしは言われたとおりに
公園に向かった。
すると1人の男の人がベンチで座ってた。
「あっ。」
きっとあの人だと思い、近くまで行った。
「君・・が・・まどかちゃん?」
将という人はすごく優しそうでよかった。
やっぱり・・・和也の友達だ。
「ごめんね。呼び出しちゃって・・・。」
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