あなた
もどってきて、和也はまたそばにいてくれた。
入れてくれたホットココアを飲むと心が温まった。
まだ心は痛かったけど・・・。


「明日・・・学校休む・・・」
あたしは和也に言った。
「そっか・・・。今日は俺んとこで泊まっていいよ。
帰れないだろ?」
「いいよ・・・迷惑でしょ?」
きっとあたしなんて迷惑な女だからって思ってる。
「俺はいてくれたらいいって思ってる。
それに・・・会いたかったし・・・。」
和也の顔が熱いのか照れているのかわからないくらい真っ赤だった。

「あっ、そうだ。最近なんかお互いに手紙書きあってさ、
読んでもらうっていうのがあるんだって!
そこに、自分の隠してることとか口では言いにくいこととか
書くんだって。やってみない?
読むのは・・・明日でいいや。」
和也はいきなりそう言うこと言うからびっくりした。




「えーー・・・いいよー。そんなの。」
あたしはそういうのなんか嫌だったから拒否した。
でも、「やろう!!な!?」
そう言って無理やり書かされた。
今日の和也。なんか変。
あたしは何書こうか悩んでた。
和也を見ると一生懸命書いてた。
何て書いてるのかな?
とりあえず考えた。
どうしようか・・・
自分の気持ちか・・・
そう考えながらペンえを取って書いた。
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