あなた
“愛しい和也へ。
なんか手紙書くの久しぶりだし・・・
何て書こうか送ったんだけど・・・
あたしさっ・・・いつも和也には
助けてもらってるし迷惑ばっかだし。
やっぱりなんか汚れた女だから。
そう思ってそれが頭から離れなかったの。


和也は、そんなこと気にしないって言ってくれたけど、
やっぱりあたしは気にしてしまう。
嫌なんじゃないかって・・・思ってしまうの。
なんか変だよね?こんな素直じゃない女なのに
好きになってくれてありがとう。
これからもずっと一緒にいようね。
こんなあたひだけど・・・あの約束実現しようね。



               まどかより。”

「よしっ、書き終えたぁーー。」
あたしは背伸びして和也をみると、
まだ書いてた。
どれだけ書いてるんだよ・・・。
そんなに隠してることとかあるのかな?
そう思って待ってたら
「終わったぁーー!」
そう言ってニコッと笑ってあたしのところに来た。
「これは明日ね。」
そう言ってあたしたちは一緒に寝た。
ふとんも和也も温かかった。
和也と手を繋いだまま寝た。
< 52 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop