あなた
そして朝がきた。
起きてるともう10時すぎてた。
隣の和也はいなかった。仕事行ったのかな?
そう思った。でも、置き手紙さえなかった。
机に置いてあるあたしへの手紙をみた。
何て書いたのかな?
ソワソワしながら読んだ。
その手紙をみて衝撃的だった。



“まどかへ。
勝手に出ていったこと・・・ごめんな。
俺は、お前を苦しめたやつらが許せない。
だから、そいつらを殺しに行く。
きっとお前のことだから俺をとめると思ったからな。
何も言わずに出てってごめんな。
俺さ・・・お前と出会えてよかった。
あの時、まさか同じようにふられて同じ場所にいたなんて
偶然に思えなかった。
その時から運命を感じてたんだ。
だって・・・おかしいだろ?
でも・・・お前と出会えてよかった。


こんなにも愛しいと想える人に出会えたんだもんな。
心からこんなにも愛しいと想えるなんてな・・・
お前は前の女以上だよ。
1人で抱え込んで1人で片付けようとするところ、
それがお前のいいところであって悪いところでもある。
俺に心配かけたくないから。
だからそんなことしたんだろ?
ずぐわかるよ。
それに自分が汚れてた女だからーって・・・
ひきずってるのか?
俺はそうは思わない。
お前は汚れてなんかない。
純粋でキレイだよ。
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