あなた
あなたとあたしが別れたのは・・・
“犯罪”それがあたしたちを壊したんだ。



あたしが見知らぬ男たちに恐れたことに
あなたは彼らのところに行ったね。
あたしに何も言わずに
1人で行ったんだね。



あたしがあなたのところに行ったときには
ボロボロになってた。
あなたは苦しそうなのに無理して笑って言ったね。



「守ってやれなくて・・・ごめんな。
その分・・・俺・・・頑張ったよ・・・。
けど・・・無理だった・・・。
殺すこともできなかった・・・。」




あなたが“殺す”と言った。
あなたがだよ?


そんなあなたは傷もなおったから
また・・・戻れると思ったのに・・・。


あたしはあれで十分だった。
十分だったんだよ?
何人相手だろうが、
1人で戦いに行ったあなたは・・・。
もっとずっと一緒にいたかった・・・。
そんなあなたが好きだったの・・・。
今でも・・・
この先ずっと・・・。
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