グレスト王国物語
***
ディアナ!
お願いだ、行かないで…
イヴァ…すまない。
ディアナがいなくなったら、私は…ひとりぼっちだ。
…そうかもしれないね。だけど、私は女神だ。人間と共に歩み、例えその道が違えたとしても彼らに手を貸してやる…それが、私の存在理由だろう?
そんなこと知るか!そもそもこんな馬鹿げたこと…人間が起こした戦争だぞ、どうしてディアナが苦しむ必要がある!?
イヴァ…泣かないで…
行くな…行ったら、殺されるに決まってる…
…じゃあ、こうしよう。
え?
生きて、見定めて。イヴァ。人間は、私が死んでまで生かす価値があったのか、どうか。
…あなたが、次の女神だ。
ねえ
みんないつか
私たちのことなんて
忘れてしまうよ
それでも
行ってしまうんだね
貴女も
貴男も
ああ
甘い夢に浸って
何もかも
忘れてしまえたら良いのに───
ディアナ!
お願いだ、行かないで…
イヴァ…すまない。
ディアナがいなくなったら、私は…ひとりぼっちだ。
…そうかもしれないね。だけど、私は女神だ。人間と共に歩み、例えその道が違えたとしても彼らに手を貸してやる…それが、私の存在理由だろう?
そんなこと知るか!そもそもこんな馬鹿げたこと…人間が起こした戦争だぞ、どうしてディアナが苦しむ必要がある!?
イヴァ…泣かないで…
行くな…行ったら、殺されるに決まってる…
…じゃあ、こうしよう。
え?
生きて、見定めて。イヴァ。人間は、私が死んでまで生かす価値があったのか、どうか。
…あなたが、次の女神だ。
ねえ
みんないつか
私たちのことなんて
忘れてしまうよ
それでも
行ってしまうんだね
貴女も
貴男も
ああ
甘い夢に浸って
何もかも
忘れてしまえたら良いのに───