【実話】君じゃなきゃだめ、
それから何日間も
二人のメールは続いていた。
「希〜またメール?」
「ちょっと待っててっ」
「授業始まるってば〜」
「琳ごめんごめん!」
学校でもこんな感じだった
授業そっちのけ、
いつの間にか翔は
私の生活の中心になっていたの
ある日の放課後−
琳と彩美に相談してみた
「私さぁ、メールしてる人と会ってみようと思っててさ…」
二人は顔を見合わせる
「え−!!絶対やめた方がいいって!危ないからっ」
「でも会って見たくてさ…」
「なんかあったらどうするのよ!?」
「何もないってば」
「わからないよ!?」
帰るまで結局二人には
反対されたまま、
でも会いたかった。
だからダメと言われても
会おうと決めた…−
(明日駅前で会おう)
ピッ
「送信っ…」