【実話】君じゃなきゃだめ、
その時初めてまじまじと
彼を見た。
ワックスでクシャッって
した柔らかそうな髪に
整った顔、
色白でパステルピンクの
服がよく似合ってる
綺麗な人だった。
思った以上の人
「何見てんの?」
「えっあっ、」
耳には数え切れないピアス
綺麗な彼にタバコは
酷いくらい不釣り合いで
でも似合っていた。
「プリクラで見るより、実物の方が可愛いな」
「それどういう意味?!」
「褒めてんだよっ」
綺麗な顔なのに
笑うと猫みたいに
可愛いんだなぁなんて
心の隅で思っていた。