【実話】君じゃなきゃだめ、

「逃げてどこ行くの?」

「もう帰る!!!」

「は?今来たばっかじゃん」

「帰りたい!帰らせて!!」

体をジタバタされても
びくともしない。

馬乗りにされ、掴まれた腕は
ジリジリと痛んだ。

「最近たまってんだよね〜」

「やめてってば!やだ!!」

カチャカチャと私のしてる
ベルトが取られてゆく、

「うるせんだよ」



翔の目は死んでいた
笑ってるのに死んでいた
”逆らったら殺される”って
くらい怖かった。


「お風呂入ってからがいい…」

「早くしてな」

「うん」

パッと手を離してくれて
私はお風呂へ駆け込んだ。

もうお風呂を上がったら
言い逃れは出来ない、


ベットを見たら
翔はまたタバコを吸っていた。
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