【実話】君じゃなきゃだめ、

電車の中
周りの目も気にしないで
一人で泣いた。


心を締め付けるのは
嘘をつかれてた事と
朋の事…

辛いのはきっと
私なんかより彼女なんだ。


ブ−ブ−ブ−ッ


携帯にはせわしなく
メールが届く
誰からのメールかは
想像ができていた。




(今日は本当にごめん。俺まだ、ラブホにいたときは反省してなかったのかもしれない…電車で希の涙見て、自分がしたことの重大さにやっと気付いた。ごめんな、もう嘘つかねぇから、大好きなんだよ、離れたくない…)




こんな自分が1番大嫌い、
どんな状況でも
翔を好きな気持ちは
少しも変われない。

朋を可哀相と思いながらも
朋に翔を
返してあげられない、


(いいよ、私も大好き)



送信完了の通知を見て
携帯をしまって
また泣いた。



電車を降りるまで
ずっとずっと…
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