【実話】君じゃなきゃだめ、

「幸せだな−」


「私も〜、」

いつも後ろから抱き抱えられるようにお風呂に入る、

「希の濡れた髪好き」

翔は私の髪を
指に巻き付けて遊んでる

「そおやってる翔ちゃんが好き(笑)」


「馬鹿かよ(笑)」

二人で笑い合った、







いきなり静まり返り

翔は私の首筋に
顔を埋める、




「あらあら翔ちゃんどしたの?」

膝をポンポンと
叩きながら聞く


「希、こっち向いて」

「なあにぃ?」


呼ばれて
体の向きを変えたら

降ってきたのは
優しいキス、

ちゅっちゅっと
何度も音が響き渡る


繋がる唇は
お風呂の温度より
ずっと高かった−、
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