黒髪のあの子
背はそんなに大きくなく、小柄な体系にロングの黒髪。
…昨日あった奴、か…。
「じゃあ…ごめんね。本当はコタツにも入れてあげたいんだけど…。明日また暖かい牛乳、持ってきてあげる。いい飼い主が見つかるといいね」
ニッコリと笑って、そいつは立ち上がった。
やっべ…。
こっちくるみたいだ。
「…あれ?」
隠れたつもりだけど、見つかった。
「昨日の…。」
「…。」
俺は何故か無言だった。
昨日みたいに、また切れてくるだろうと思った。
「あっ…もしかして、君もあの子の世話しに来たのっ?!」
「は…?あの子?」
「わんちゃん♪ね、そうでしょ!」
「…ちげぇよ。」
別に世話しにいこうとおもったわけじゃないから。
撫でようとしただけ…。
そういおうとおもったが、なんとなくやめた。