黒髪のあの子
ピンポーン。
「梓ー」
「はいよ。」
梓の家から、だるそーに出てきた。
「あれ…千尋ぉ?今日はなんか早くね…?」
目をこすりながら、梓はノロノロと着替えだした。
「玄関で着替えるなよ…。」
「あー?どうでもいいじゃんか」
「まぁいいけど…。」
「そいや、今日転校生来るんだな♪あのこ」
「あー…そだな」
「何?まだ嫌なのか?あいつのこと」
「いや…べつに」
さっき会ったとかいえねぇしな…。
「支度終わった」「っはや…。」
「俺、天才だから」
天才って…u
ま、いいか…。
「さて。行くかー」
「おー。」