黒髪のあの子











それから、ずっとアイツはテンションが高かった。








「なんでだ…?」
思ったことが声にでてたらしく、呟いていた。








「へ?何がぁ?」
「あ…いや、なんでもねぇよ」



「ふぅん…?あ、あたしの家、ここなの!あの、本当に…ありがと…ね。」
ニッコリと、テレ笑い。



「あぁ…どうってことねぇ」
目をそらして、俺はぶっきらぼうにこたえた。
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