黒髪のあの子
「ちーなつっ♪おかえりー」
「ただいま…っ」
この子は昨日できたばっかりのあたしの親友、上野美玖(ueno-miku)
可愛くて、面白くて優しくていい子。
あたしは出てきそうな涙を抑えて、できるだけ笑顔。
「んん~…?」
美玖は、あたしをじーっとみつめた。
「なっ…何よ?」
不思議にあたしは見返して、目をパチパチっとさせた。
「や、なんか元気ないから。どった?」
優しく、笑顔で問い掛けた。
やっぱり、美玖はすごいな…。