青春ビート



「ほい自己紹介。」

担任が背中を叩いて促してくる。

「…朝雅 里桜、よろしく」


前を向いて一言、
これで十分でしょ。


あまり関わる気はない。


「…なにあれ、無愛想、」

「えー。なんか格好良くない〜?」

「クールだなぁ」





「あー、朝雅の席はー…」

「窓側空いてますか?」

「おぉ 一番後ろなら空いてるぞ」

「そこで良いです」

そう言ってからその席へ向かう



視線を集めながらも歩いてると数人、クスクスと笑い声が聞こえてくる

すると席の間から足が出てきて、



…転ばせるつもりかよ



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