青春ビート
"仕事"
「さ 入って」
「里桜… 今ここに住んでるんだね」
怜は物珍しそうにキョロキョロと当たりを見渡す
リビングまでいくと
キョトンとした顔でこちらを向いた
「…あぁ。学校行ってる途中に運ばせたの」
昨日まで私の荷物しかなかった部屋には
怜の荷物も増え 少し部屋が賑やかになった。
「…といっても、怜の荷物自体少なかったからすぐ終わったみたい」
「うん」
お気に入りのクッションやコップをみつけ顔を綻ばせた姿をみると嬉しくなる
「里桜、ありがと。…嬉しい。」
「また一緒に暮らせるんだもの、私だって嬉しいわ」
怜とは元々一緒に住んでいたのだが ここ二年ほどは私のせいでお互い一人暮らしになっていた
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