青春ビート
屋上は誰もいなくて
ここ選んで正解だと思った
太陽が気持ちくて屋上のフェンスまで行って座る
怜も隣に来て陽の暖かさに目を細めた
――…私と怜は所謂『異常者』だ
小さい頃からあった力だから周りが向けられる視線が意味分からなかった
でもマスターから教えられた
世界には力を持つ者はいないわけではない。
ただ、超能力類であったり、念力類の力であったり現実に近い能力者ばかりで、周りからの目が凄かった
私と怜はその力は"糧"を力に変える能力で
怜は"欲"を力に
私は全ての"負"の感情を力に変える
その力は黒い影のような、煙のようになり、願えば"形"になる
さっきの怜のピッキングがいい例え。
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