青春ビート


「…で?引き留めたのはそれだけ?」

さりげなく顔を田島たちから逸らす

なのに視界に晶という男が入ってきた

「なぁなぁ、旭と知り合いかなんかか?」

探るような目でみる
田島とコイツ。どっちが立場上かしらないけど、相手が自分にとって危険かどうかは確認したほうがいい

そこらへんちゃんとしているからなのか、そんな目でみてくる

「別に、たまたま昨日少し話したくらいよ。」

「ふぅ〜ん…。」

それにしちゃぁ…と小さく呟きながら田島を向いた

「ククッ 旭の一方通行ってワケか」

ニヤリと口角をあげ田島をみる

「…うるせー」

「マジ ウケる〜 …っつーわけで
俺も旭に加勢しちゃお。なんか面白そうだし。」

…は?

口に出そうになるのをこらえる
面倒臭いのがまた増えるというのか。冗談じゃない


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