青春ビート

――――

――――――


それから10分位してオムライスが出来上がった

怜に運んでもらい テーブルに座る


「おいしい…」

ふわりと笑い嬉しい言葉をくれる

「そう…」
軽く微笑み返す

心がポカポカするのが分かる


…こんなに心が穏やかになる相手は怜しかいない

こんな仕事をしているから
いつ死んでも文句なんて言えない、

だから覚悟はとっくにできているが
怜がいなくなったら 自分はどうなるのだろうかと 漠然と不安になる


私達の力は使い方は多種多様にある、
勿論ガードする事だって出来る


不注意や相手がよほど強い限り怪我なんて滅多にしない

だから今の所心配はしていない


けど 絶対など無いのはわかっている…


.
< 88 / 89 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop