青春ビート
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それから10分位してオムライスが出来上がった
怜に運んでもらい テーブルに座る
「おいしい…」
ふわりと笑い嬉しい言葉をくれる
「そう…」
軽く微笑み返す
心がポカポカするのが分かる
…こんなに心が穏やかになる相手は怜しかいない
こんな仕事をしているから
いつ死んでも文句なんて言えない、
だから覚悟はとっくにできているが
怜がいなくなったら 自分はどうなるのだろうかと 漠然と不安になる
私達の力は使い方は多種多様にある、
勿論ガードする事だって出来る
不注意や相手がよほど強い限り怪我なんて滅多にしない
だから今の所心配はしていない
けど 絶対など無いのはわかっている…
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