苺子白書~イケメン双子に挟まれて!?~
「オイ!林檎!」
って言う低すぎる声と同時に勢いよくドアが開いた。
乱暴にドアを開けて入ってきたのはアキちゃんだった。
「あ?林檎は??」
「林檎チャンはまだ居ませーン。大学ですよぉ」
スコットランドからわざわざ取り寄せたの昔の有名な家のタータンチェックのデザイン本を捲りながら足をバタつかせて言った。
「こら、苺子!パンツ見えてる」
顔を見なくても判る。
こんなどーでも良いことをいちいち声を張り上げて怒るのはハルくんだ。
「いいじゃねぇかただでパンツ見れたんだから儲けもんだろ」
ふざけた口調で言うのが、アキちゃん。
「そうだそうだ!!いいじゃんか!しかもこのパンツ、ボヌールの特別シリーズのデザインだから可愛いし!!」
余計に足をバタつかせながらから言った。