私の可愛い彼氏

「子供扱い…」



ぼそっと呟く彼



「子供扱いしたわけじゃないよ」



私は彼の言葉を聞いて直ぐに弁解の言葉を出した



「分かってますよ」



彼は口の端を上げニッと笑った



だ…騙された!



私が驚いていると



「いつもと逆転だね」



と微笑みながら言った



「そういえば、さっきのお返し…していい?」



「へ?……んっ…」



首筋に小さな痛みが走った



「これで、深雪と一緒だ。俺のモノだ!って印」



「本当だね。消えたらまた、付けてね」





< 42 / 44 >

この作品をシェア

pagetop