ゆん坊
「ここはな、建設用の資材置き場なんだよ。わかるか?」


おじさんは歩きながら僕に言った



「トラックもたくさん出入りしているから危ない所なんだよ」



僕はおじさんの言葉にうなずいた



奥に進むとたくさんの建設用の機械が並んでいた



「コイツを移動すれば仕事が終わりだからね」



“……恐竜だ!”



僕は目の前に急に現れた大きな恐竜に息を飲み込んだ



おじさんは僕の手を離して目の前の恐竜に乗り込んだ



僕が驚いた顔でおじさんを見上げていると



「ぼうず! 乗るか!」



おじさんは恐竜から降りてきて僕を抱え上げた


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