ゆん坊
一部屋しかない家の中を行ったり来たりした
少しずつ外は薄暗くなってきていた…
僕はなぜだか…玄関のドアを開けたり閉めたりした…
“お母さん…怖いよ…”
やがて外は真っ暗になった
僕は部屋の電気を付けることさえ出来なかった
外からの街灯の明かりだけを窓に映し、僕は布団に潜り込んだ…
いや…布団の中に隠れた
暗い部屋はとにかく怖かった…
布団の中に隠れ、デジタル時計を見ると8時だった
“お母さん…早く帰ってきて”
僕は暗闇の布団の中で汗だくになりながらお祈りをした
“僕いい子だよ。お母さんが早く帰って来ますように”
僕は心で何度も呟いた
アパートの隣の部屋から、大きな笑い声が聞こえて来た
僕は耳を済まし、布団の中で静かに隣の笑い声を聞いた
窓からは街灯だけの明かりが差し込んでいる
僕は布団の横にあったお母さんの服をつかみ、布団の中に入れた
“お母さん…”
布団の中でお母さんの服を抱きしめながら呟いた
お母さんの匂いを感じながら…
少しずつ外は薄暗くなってきていた…
僕はなぜだか…玄関のドアを開けたり閉めたりした…
“お母さん…怖いよ…”
やがて外は真っ暗になった
僕は部屋の電気を付けることさえ出来なかった
外からの街灯の明かりだけを窓に映し、僕は布団に潜り込んだ…
いや…布団の中に隠れた
暗い部屋はとにかく怖かった…
布団の中に隠れ、デジタル時計を見ると8時だった
“お母さん…早く帰ってきて”
僕は暗闇の布団の中で汗だくになりながらお祈りをした
“僕いい子だよ。お母さんが早く帰って来ますように”
僕は心で何度も呟いた
アパートの隣の部屋から、大きな笑い声が聞こえて来た
僕は耳を済まし、布団の中で静かに隣の笑い声を聞いた
窓からは街灯だけの明かりが差し込んでいる
僕は布団の横にあったお母さんの服をつかみ、布団の中に入れた
“お母さん…”
布団の中でお母さんの服を抱きしめながら呟いた
お母さんの匂いを感じながら…