有名男子・秘密彼氏
「んあ?」

「委員会、終わったよ。あと資料3枚まとめなきゃいけないから。」



私は少しだけ低い声で、ちょっとだけ冷たくそう言った。


…本当はこんな奴とは極力話したくないのに。



「…あ、そ。」



まだ眠りからちゃんと覚めていないからなのか、曖昧な返事。


イライラする。



私は言葉を続けた。



「だから!今から1-1の教室いって資料まとめなきゃいけないんだけど。」



そうすると要はまだ少しだけ眠そうに立ち上がってこう言った。



「うっせえな。わかったよ。」



…むっかー!


な、何この態度!


もう…早く資料まとめて早く帰ろう!
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