有名男子・秘密彼氏
また要と教室に2人きり。

気まずい…


というか何をするのか全くわからない。

だから何するのか要に聞かなきゃいけないんだけど…

聞いたらまた馬鹿にされるかもしれないし。

どうしよ…



「何ぼけっとしてんだよ。」

「は?ぼけっとなんてしてないし。」



内心焦りながらもそう言った。


でも私がそう言うと要はフッと不敵な笑みをうかべた。



「どうせ委員長の話し聞いてなかったんだろ。」

「え!?」



ば…ばれてた?



「え…えへ?」



私は苦笑いをしながらそう言った。



「可愛くねー。」



む、むかつく…!

確かに可愛くなかったかもしれないけど…!



「ほら、この前クラスでしたアンケートの集計すんだよ。」



そしてたくさんのアンケート用紙を私に渡す要。



「…わかった。」



私は紙をうけとって、アンケート結果を専用の紙に書き込んでいった。
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