有名男子・秘密彼氏
…もういい。

とりあえず早く帰りたい。


私は立ち上がって、時計を見た。


そしたら、もう6時をまわっていた。



…もうこんな時間!?

早くアンケート用紙職員室に置いてきて帰ろ。



そして職員室の先生の机の上にアンケート用紙と結果が書かれた紙を置いて、教員室を出た。


そしたら外はもう薄暗くなっていた。




でも…チラッと隣を見るとそこには要の姿。


なんで一緒に歩いてるんだろ。



「…ねえ。」

「あ?」

「あんたも家こっちなの?」



私がそう言うと私にそっぽをを向けながら『ああ。』と言われた。


という事は、しばらく一緒に帰るって事か。


嫌だな。

なんか今日凄い長い間要と一緒にいる気がする。


ていうかこの光景を要ファンに見られなきゃいいけど…


まだ学校付近だから誰かに見られそうで怖いよ。



「何さっきから黙ってんだよ。」

「え?」

「いつも煩いくせに。」


それはあんたにむかついてるからよ!


そう言いたいけど、なんとか言葉を飲み込む。
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