有名男子・秘密彼氏
「…あ?」

「謝りなさいよ!」

「何で俺が。」



何でって…今ぶつかったじゃん!



「今ぶつかったじゃない。」

「俺が悪いわけじゃねーじゃねーか。」



そう言って私に向いていた目をはずし、前を見てまた歩き出した。



な、な…何?


何あれ。



私が怒りを通り越して呆れていると、『あっ』と言いながらまたこっちを見た。



「もう高校なんだからよ…もう少し色気あるパンツはけば?」



そう言って意地悪く笑った。



…は?


は!?


もしかして…しりもちついた時…見られてた!?


最悪…


ていうか思っててもそんな事…言うなよ!



「ムカツクー!」



また怒りがわいて来ていらついていると、


キーンコーン♪


チャイムがなった。



「や、やば!教室!」



私はまたダッシュで教室に向った。
< 4 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop