有名男子・秘密彼氏
最悪なことに私は結局遅刻。

たくさんの生徒の前で恥をかいた。


初日から…もう!あの男のせいだ!


あれがなければ遅刻する事もなかったのにぃ!



もうすぐ式が始まるというのに、私はまださっきの出来事に腹を立てていた。



「いつまでこの廊下に立ってるんだろうね。」



私の後ろに立っている子が話しかけてきた。



長くて、綺麗な髪。目が大きくて、睫毛も長い。細くて足も長いし…綺麗な人。

私は少し見惚れていた。



「私中居沙弓。宜しくね。」

「あ、私の名前は三木優香里(みきゆかり)こちらこそ宜しく。」

「新入生は入場あるもんねー。」

「もう他の生徒は席についてるよね。」



そんな話しをしていたら、前の人の足が動いた。
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