白い糸ーー赤い糸
存在



黒板を
叩きならが
叫んでる声が
教室に響いている


『バスン』
頭に痛みが走る
状況が飲み込めない

ん?

ん? じゃないぞ!
いい加減に
起きろ。
お前はなぁー………

何だか知らんが
怒っている。

適当に相づちを
打ちながら
怒りが収まるのを
待った。


ふと
天の呼び声が。

先生、
もういいから
授業やりましょうよー


俺にウインクで
合図をしてきた。


心の息は
ぴったりだ


おう
そうだなあー
受験も近い事だしな


俺は
受験生。


高校受験を控えて
いる
中3だ。

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