【バーチャルメーカー★博士と助手のとんだ1日】
慌てて1コーラス満たない所で
停止した。
チェイサーマンが到着する前に
次をかける…。
ラパパパーン♪
次は良いぞ♪
〈エクセレントマン〉の
テーマ曲だ!
ブルーのケープに身を包み、
惑星Zからやって来た
地球を愛するヒーローだ!
さっきよりも少し長めで
停止させる…
博士は決してふざけているの
ではない。真剣なのだ!
チェイサーマンと
エクセレントマンが闘う中、
博士は次の曲をかけた。
テケテケテケテケ…♪
曲と共に遠方から巨大な波が…
博士が選んだのは
アドベンチャーズの
ローリングウェーブと言う
ギターサウンドだった。
『これもマズイ!次だ次!』
ホワンファンホワンファン
ホワワ~ン♪
空にオレンジ色の光が!
『ち、違う!』
博士はUFOも呼んだ。
直ちに停める‥
一方、サミュエルは、
ゾンビ達の執拗な追跡からの
逃走に限界を感じ始めていた。
『ハァ、ハァ、ハァ、はか‥せ
‥間に‥合って‥くだ
‥さい‥ゼーハーゼーハー』
『サム~、何とか持ちこたえて
くれよ~。』
博士はサミュエルの状況を
想いながら祈る様に次々と
CDを再生させて行った。
次に登場したのは
〈サイバーマン〉だった。
黒いスーツの増殖した
男達がゾロゾロと…