男の子のキモチ


私となんかとは正反対でモテモテの美樹。
まあ、自慢の親友だ。



海斗を好きだから、見ているから海斗が美樹を好きなんだっつわかる。



「智美ー」



いつも無邪気に私の名前を呼ぶ海斗。



「なに?」


「今日委員会だから待っててー」


「無理ー」



そう言いながら待っててしまう私は馬鹿なんだよね。

昼休みーーーーーー

「ねえ、智美。バレンタインついに明日だねー」



お昼を食べながら自慢の親友は可愛い笑顔を私に見せながら言う。



「みんな男子は美樹のチョコを狙ってるよ」


「またー嘘言っちゃってー」







< 113 / 160 >

この作品をシェア

pagetop