男の子のキモチ
私となんかとは正反対でモテモテの美樹。
まあ、自慢の親友だ。
海斗を好きだから、見ているから海斗が美樹を好きなんだっつわかる。
「智美ー」
いつも無邪気に私の名前を呼ぶ海斗。
「なに?」
「今日委員会だから待っててー」
「無理ー」
そう言いながら待っててしまう私は馬鹿なんだよね。
昼休みーーーーーー
「ねえ、智美。バレンタインついに明日だねー」
お昼を食べながら自慢の親友は可愛い笑顔を私に見せながら言う。
「みんな男子は美樹のチョコを狙ってるよ」
「またー嘘言っちゃってー」