男の子のキモチ


「けど・・・海斗はそうじゃないんじゃない?」


「えっ?」


「海斗は神林さんのことを腐れ縁でなんて思ってないと思うよ」



言っている意味がわからない。



確か天根君は海斗は仲良いけど。



なにを言いたいんだろう。



「ごめん、なんか。じゃあ」


「うん」



天根君は苦笑いしながら教室を出て行った。



もう・・・全然わかんないよ。



けど・・・少しでも望みがあるなら。



チョコを作ってみようか。






< 117 / 160 >

この作品をシェア

pagetop