男の子のキモチ


それは腐れ縁としての役目で友達としての役目だから。



料理が苦手で何回も繰り返し作ったチョコだけが悲しく残ってる。



綺麗にラッピングしたけどそれを丁寧にほどいていく。



パクっ



「甘い・・・」



自分が作ったチョコを食べるなんてなんて虚しいんだ。



悲しすぎて涙も出て来ないよ。



今日くらい泣きたいっつーの。



「なに食べてんの?」


「・・・!?」



いきなり私の目の前に現れたのはニコニコしながら私を見る海斗。








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