男の子のキモチ



「るかっ。起きてたのかよ?」


「うんっ。ヒクッ好き。私、・・・ヒクッ、虎がヒクッ好き」


「知ってた。なんとなく気づいてた」



馬鹿やろう。
だったら言えよ。
どんだけ悩んだと思ってんのよ。



「好きヒクッだ、ヒクッ馬鹿」


「俺も・・・好き」



好きみたいじゃなくてちゃんと好きって言ってくれた。



嬉しい、嬉しすぎるよ。
最高に今、幸せだよ。



「俺さ、るかのキモチ知っててアイス食べた」


「へっ?」


「るかの真っ赤になる顔が可愛いかったから」



鈍感だと思っていた幼なじみは一枚上手だった。



そんな幼なじみに毎日ドキドキにさせられてます!






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