男の子のキモチ
私だって不安だったんだよ?
けど、年上だから我慢しなくちゃいけないじゃん。
本当の私はまだ子供でヤキモキ妬きな女なんだよ・・・?
「すげー好き。やばいくらい紗英が好き。ヤキモキ妬いてくれて嬉しい」
「私も彼方が純也にヤキモキ妬いてくれて嬉しいよ」
私がそう言うと、彼方は私を抱きしめた。
彼方ってこんなに大きかったっけ?
もっと小さいかと思ってた。
やっぱり彼方は男の子だもんね。
「顔・・・真っ赤だよ?」
「うるせ」
照れ屋なくせに抱きしめるなんて大胆なことしちゃってさ。