男の子のキモチ
「ああ」
俺はその女の顔を見ながら言った。
その瞬間ビックリした。
クリクリの二重に小さい唇。
少しだけ癖のあるブランド色の髪。
今まで見た女の中で一番可愛いかった。
「星が好きなの?」
そう聞かれたとき、少しだけ戸惑った。
また・・・あの時のように笑われるんだろう。
けど・・・初めて会ったこいつになら教えてやりたくなった。
「ああ。雨の日以外は毎日見てる」
そう俺が答えるとそいつは笑顔を俺に向けながら言ったんだ。
「私もだよ!星ってキラキラしてて綺麗だもんね!」