男の子のキモチ


天使君との出会いは妹が忘れた教科書を届けに行ったとき。



妹の教室に行くと、妹がいないので近くにいた男子に渡した。



それが天使君だった。
まあ、何故それでお昼に誘われるのかは不明だけど。



けど・・・天使君・・・いや天根君が誘ってくれるようになってからお昼が楽しみになった。



友達も少ない私はお昼を一人で食べていたから。



誰かと食事するのは喜ばしいことだ。



まあ、天根君と以外でも喜ばしいことなんだけどね。



「先輩~。今日は俺の手作り弁当でーす」


「いつもでしょ」


「そうですけど俺は先輩のために毎日愛を込めて作ってるんですー」







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