男の子のキモチ


うん。きっと夢だ。
昨日あんなことがあって普通に話せるわけないもん。



きっと私、疲れてるんだ・・・。



「先輩、行きましょう」



グイッ



そう言って私の腕を引っ張っる天根君。



夢じゃない。



私の腕を引っ張っているのは天根君だ。



私は天根君に引っ張られるがままに天根君について行く。



連れてこられたのはいつも通りの誰もいない屋上。



ここで天根君とお昼を食べてたんだよね。



「先輩・・・話しておきたいことがあるんです」


「・・・うん」







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