angel or devil
助手席で直輝の横顔を見つめながら、二人で過ごす時間が永遠に続く事を何度も祈った。
「ねぇ、直輝。あたし達、ずっと一緒にいられるかなぁ…?」
「うん?結華が俺を捨てなければな。」
「捨てないよ~!!」
「じゃあ約束。俺は結華を幸せにする。」
「もう幸せだよ?」
「ずっとずーっと!!」
「うん!直輝。ありがとう。」
直輝を信じてる。
直輝は裏切らない。
感じるよ?
直輝の真っ直ぐな愛を。
いつもいつも……
あなたの全てに愛を感じる。
あなたとなら、"永遠"も本当にあるんじゃないかって思えるよ。
「!!ちょっ!」
「結華がボーッとしてるから~」
信号待ちで止まった瞬間、直輝はあたしの頬にキスをした。
「他の車から見えちゃうでしょ~!!」
「いいじゃん。見せつけてやれば。」
愛してる。
どうしようもないくらい
あたしは直輝を愛してる。