angel or devil
「咲希ーちょっといい?」
「うん!どうした?」
次の日の学校の休み時間、咲希を教室のベランダに呼んだ。
「驚かないで聞いてね。」
「うん。」
あたしは咲希に赤ちゃんの事、慎と結婚する事を話した。
「………そっか」
喜んでくれないの?
「うん……」
「まだ学校もあるし……
まだ若いのに……本当にそれでいいの?」
そりゃ心配だよね……
でも……
「学校は最後まで通う。
慎となら、きっと幸せになれると思う。うん。絶対に。」
「そっか……大変だと思うけど頑張りな!!」
「うん!」