angel or devil
one day
「おはよーっす!」
「おはよう!」
「誠さんとこそろそろじゃなかったでしたっけ!?」
「予定日はまだなんだけどな、もういつ産まれてもおかしくないって!」
誠さんは俺の兄貴みたいな人
俺が中学の時、俺の投げ飛ばした煙草がたまたま誠さんの前に落ちて
ものすっごい勢いで怒鳴られて、そのまま婆ちゃんちまで着いてきた。
婆ちゃんに何聞いたのか知らねぇけど
《卒業したら俺のとこに来い。》
誠さんはそう言った。
俺は卒業して働く所もないから、とりあえず誠さんのところに行った。
だけど俺器用みたいで?
なんか覚えも早いらしいし
《センスあるよ~》
とか言われちゃって
まぁ結構仕事楽しいし
誠さんと話合うし
そのままずっと働いてる。
誠さんは優しいけど
怒るとめちゃくちゃ恐いし、いまいちキレポイントわかんねぇし
結構大変
まぁ優しい方が勝ってるけど。