angel or devil
「直輝くん。あたし別に直輝くんに恋愛感情なんて求めてないよ?
確かに直輝くんはかっこいいけど……
あたしは友達とか…そう言うのでいいの。
だからここにもまた来るし、変に営業かけられる方が嫌。」
そうじゃないのに……
営業なんかじゃないのに……
所詮俺はホスト……
ホストとしか見られないんだ……
今何を言ってもきっと、
結華の心には届かない。
直輝"くん" か………
俺達はその後しばらく、
当たり障りのない話をした。
でも……
それだけでも……
結華が俺の目の前にいてくれる事が嬉しかった。