angel or devil


♪プルルルル…プルルルル…



家に着いた途端に着信音が鳴り響いた。



"090-****-****"



直輝かな……



♪プルルルル…プルルルル…



「はい」


『結華?』


「うん」


『直輝…』


「うん」


『番号…ありがとう…
俺の携帯…登録してくれる?』



「うん。ごめんね……」



『起きたらいないからさ…
今から会えないかな?』



「今はちょっと…ごめんね。
ちゃんと謝りたいし…
またeden行くから…」



『店じゃなくて――』

「あっごめん!キャッチ入っちゃった」



その後に続く直輝の言葉聞きたくなくて、慌てて終話ボタンを押した。




「………………」





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