angel or devil


「失礼致します。」


綺麗に着飾ったモデルのような女達。


高級店なだけあって、普通の店とは女の質が違う。



「可愛い~!!」


女達を見て喜ぶ一也と悟。




「愛菜です。」


そう名前を告げ俺の横に座る女からは、香水なのか、結華と同じ香りが漂った。



「それ香水?」



「匂いですか?香水はつけてません。
ボディクリームの匂いかなぁ?」



「どこのやつ?」



「百貨店に入ってるお店ので、お店の友達に教えてもらったんです」



「そうなんだ」



「…………」


目を瞑るとまるで、結華が隣にいるようだ。



結華……



今頃何をしているんだろうな……




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